アンティークコイン投資とは【目的編】コイン活用方法

執筆者(この記事を書いた人)

岩井健太

岩井 健太

アンティークコインコレクション 運営統括責任者 /
TRADEeze合同会社 代表社員 / (輸出入事業収益:最高 300万円 / 月)
鑑定会社NGC プレミアム会員 / アンティークコインディーラー(コイン商)

1982年生まれ。近畿大学卒。輸出入事業に従事し、30ヵ国以上の方々との取引実績あり。
現在は海外ディーラーと情報交換をしながら分散投資としての「アンティークコイン投資」を提案中。

あなたはアンティークコインに投資すべきか

これからアンティークコイン投資の目的と実際の活用方法を見ていきたいと思います。

アンティークコイン投資の活用方法を知ることによって、今アンティークコインに投資すべきかどうかをよりイメージすることができます。

ぜひご自身のケース(家族構成や資産状況)に当てはめて有効活用できるのかどうかをイメージしてみてください。

アンティークコイン投資の最大目的

資産防衛・資産保全

アンティークコインは美術品であるため、コレクションとして収集される方が多いです。
世界中にコレクターがいます。

しかしながら昨今ではコレクション目的だけではなく、投資目的としても認知されてきています。

いったいどのような投資目的があるのでしょうか?

私はアンティークコインに投資をする最大の目的は「資産防衛・資産保全のため」と考えています。

アンティークコインは現物資産ということもあり、リスクヘッジ・守りの要素が一番大きいと感じます。

現物資産とは「実物」があり、それ自体に価値がある資産のことをいいます。

現物資産は主に、金・銀・プラチナなどの貴金属や土地や建物などの不動産を指します。

対になる資産は金融資産といいます。

金融資産は主に、現金・株・投資信託などを指します。

現物資産

金融資産

・金、銀、プラチナ(貴金属)

・金の延べ棒(インゴット)

・金地金金貨

・アンティークコイン

・不動産(土地、建物)

・絵画

・クラシックカー

・ワイン

・腕時計

・現金(お金)

・預貯金

・株式

・投資信託

・国債

・外貨預金

・(暗号資産)

・生命保険(掛け捨てのものは除く)

・商品券

 

 では資産防衛・資産保全としてどのように活用できるのでしょうか。

資産防衛・資産保全のために以下の3つの対策として活用いただけます。

アンティークコインは以下の3つの対策として活用できます

資産防衛・資産保全のための活用方法は、

 1. インフレ対策

 2. 財産税対策

 3. 相続対策

の3つが挙げられます。

順に見ていきましょう。

活用方法1. インフレ対策

インフレ対策

1つ目の活用方法として「インフレ対策」が挙げられます。

ご存知のとおり、インフレとはインフレーションという経済用語の略称です。

市場に流通している貨幣(お金)価値が下がり、物価(物の値段)が上昇してしまうことを指します。

このインフレによって普段買えていたモノは今までの金額でそれを買えなくなり、人々の購買意欲が低下していきます。

そして経済が循環しづらくなり、さらに貨幣価値が下がり物価が上昇するという悪循環に陥ってしまいます。

今まさに世界では現在進行形でインフレが進んでいます。

下記は最近のニュースです。

アメリカの10月の消費者物価指数、30年ぶり高い上昇率 インフレ止まらず
(リンク先:BBCニュース)

トルコ物価上昇率、21%超 大統領の圧力背景―11月
(リンク先:時事通信社)

これは序章に過ぎないと考えるのは私だけでしょうか。

あなたも何かを察知して、資産防衛のためにこの記事に辿り着かれたのかと思います。

なぜインフレになっているのか

とこでインフレになっている原因は何でしょうか?

複合的な要因があるかと思います。

しかし一番に考えられることは、コロナウィルスの影響です。

コロナショックで起こってしまった経済停滞を打破するために、金融緩和策(QE)によって大量にお金を刷ったことが大きく起因しているかと思います。

大量にお金を刷ると、貨幣価値は下がってしまいます。

つまり現金の資産価値が下がるので、お金を貯めているつもりでもその価値は目減りしてしまう可能性があるのです。

日本では角度の大きなインフレはまだ起こっていませんが、今後はどうなるかは分かりません。

しかしジワジワと食品・日用品・エネルギーの価格が上昇してきているのは肌身で感じられるのではないでしょうか。

そこでインフレ対策に有効活用できる投資の一つがアンティークコインです。

現物資産であるアンティークコイン(金・金貨・銀貨)は上昇する方の物価の価値として保有しておけますので、その価値が目減りしません。

アンティークコインだけに限らず地金型金貨や、金の延べ棒(インゴット)も同様にインフレ対策になります。

また不動産やその他の現物資産も有効です。

しかしながら、インフレ以上の「何か」が起きることは考えられませんでしょうか?

万が一のその時、金融資産である地金型金貨や、金の延べ棒(インゴット)、不動産ではリスクヘッジとしてカバーできないかもしれません。

それが次の財産税法というものです。

活用方法2. 財産税法対策

財産税法対策

今の私たちにはあまりイメージができませんが、第二次世界大戦後の日本では財産税法という法律が適用されたことがあります。

75年ほど前のことです。
それほど昔ではないのではないでしょうか。

その当時の財産税法では国民の資産の最大90%が没収されてしました。

それはどのような経緯で行われたのでしょうか。

敗戦した日本は戦費をまかなうためにお金を大量に刷っていました。

しかしながらお金を大量に刷ると先述のとおり、物価が数百倍に膨れ上がるインフレが起きてしまいました。

このインフレを抑制するために日本政府は銀行の預金を封鎖し、新しい貨幣(新円)を発行しました。

預金の封鎖とは引き出せるお金を著しく制限されたということです。

その預金封鎖の前日に「今後は新円発行し旧札が使えなくなる」と発表され、国民がたんす預金を銀行に預けた翌日に預金口座が凍結され、財産税法を適用されました。

これは日本のお話です。
国を立て直すために必要なことだったのかもしれません。

考えたくもないですし、起こって欲しくもない非常に苦しい最悪の事態です。

そして現在、2024年に新札切り換えを実施すると日本政府からすでに発表があったことはご存知だと思います。

加えて世界でインフレが加速しています。
何が起こってもおかしくない今の世の中です。

万が一、財産税法を適用しないといけないほどの緊急事態になった場合、現金・株・不動産・投資信託などは没収の対象になってしまう可能性が高いです。

また、金の延べ棒(インゴット)や地金型金貨などの金融商品の保有も支払調書制度により税務署に把握されてしまうので没収の対象になってしまう可能性が高いかもしれません。

そこでアンティークコインはこの対策になり得るのではないでしょうか?

(※資産隠しを推奨するものではありません。あくまで事実と特性についてお伝えしております。納めるべきものは納めましょう。)

金・銀という世界中で価値があると認められている貴金属で造られたもの。

なおかつ持ち運びもできる大きさで、世界中で認められた希少性という「情報価値」が大きく乗っている美術品。

アンティークコインは究極の資産防衛・資産保全になり得るポテンシャルを秘めていると考えています。

そして未来予測は誰もできませんので、偏った考えではなく、答えはやはり分散投資でしょう。

活用方法3. 相続対策

相続対策

もしあなたのお子様へ財産を相続する場合、日本の法律では相続税が課税されます。

相続税には基礎控除があります。

基礎控除の金額は「3,000万円+600万円×相続人の人数」であるため、それ以上の財産分に対して相続税が課税されます。

もちろんアンティークコインも財産税の対象となるため、基礎控除を超えた分を相続時には課税されます。

その相続するアンティークコインの価値・価格はどのように判断するのでしょうか。

それはアンティークコインの額面ではなく、購入価格でもありません。
相続開始日(被相続人がお亡くなりなられた日)の「時価」をもとに税額を計算します。

では「時価」はどう把握するのでしょうか。

アンティークコインの時価は「精通者意見価格」を時価として把握します。

精通者意見価格とは、アンティークコインの販売・買取などを生業としている専門業者に時価を問うというものです。

これは美術品に精通していない税務署側にとって合理的な方法です。

相続するアンティークコインの時価を専門業者に確認する時、実際の売値ではなく買値が問われます。

つまり、「このアンティークコインはいくらだったら買取しますか?」ということです。

これは実際に店頭販売できる価格とは異なり、小さくなる可能性があります。

またアンティークコイン投資は長期保有が基本です。

滅多に市場に出ないような希少性の高い金貨・銀貨の時価は、精通者(専門業者)であっても正確な時価の回答はむずかしいです。

そのためそのような希少性の高い金貨・銀貨は世界で認知されている「コインブック」に記載されている評価額を答えるしかない場合もあります。
コインブックに記載されている評価額を実際にご覧なられてみてください

このような時価の把握方法のため、実際の価値と相続税法上の時価は異なる可能性があります。

相続開始時の時価が実際の価値より安ければ、相続税の節税効果があるのかもしれません。

(※偽りの申告は違法です。あくまで税法のしくみに則った節税方法です。税務の詳細については専任の税理士様へご確認ください。)

また、お子様が複数いらっしゃる方でしたらコインであれば分配もしやすく相続争いになりづらいかもしれません。

アンティークコイン投資のもう一つの目的

値上がり期待!キャピタルゲイン

以上のような資産防衛・資産保全の目的をメインに考え、アンティークコインは長期保有することが望ましいです。

なぜなら長期保有で守りの投資をしながら、非常に大きなメリットを享受できる可能性があるからです。

それは、大きな値上がりの期待です。キャピタルゲインが得られる可能性があります。

値上がり期待!キャピタルゲイン狙い

アンティークコイン投資をして、価値ある金貨・銀貨を数年間保有していると、後に非常に大きなキャピタルゲインが得れる可能性があります。

これは希少性の高い美術品を取り扱うコレクター市場のため、そしてコレクター市場で採用されるオークション形式での売買方法のためです。

オークション形式では「最も良い条件を提示した人」がその出品物を手に入れることができます。

価格の上限は決まっておらず、欲しい人が複数いた場合はどんどんと価格が上がっていきます。

 そして理論上、アンティークコインは時間が経つにつれて紛失や破損などで残存枚数は減っていき、残っているコインの価値は上昇し続けます。

このような特徴を活かし、大きな値上がりが期待できることもアンティークコイン投資の魅力の一つです。

 下記は値上がりしているコインの一例です。

イギリス ジョージ5世 5ポンド金貨 1911年
イギリス ジョージ5世 5ポンド金貨 1911年

イギリス ジョージ5世 5ポンド金貨 1911年|コイン相場解析スプレッドシート版

(出所:SIXBID,当社のコイン相場解析サービスでグラフ化)

このグラフから分かることは、鑑定済みのグレーディングされているコインのほぼ大半が10年間で値上がりをしているということです。

特に、PR64以上のグレーディングされたコインは10年間で価格が3~4倍になっています。

ジョージ5世の5ポンド金貨は海外でも人気があり有名なコインです。

特筆すべきは、こちらは人気のあるコインですが特別希少性が高いという分けではありません。
発行枚数は2,812枚です。

それでも10年前は100万円前後で購入できたコインが今では400~500万円ほどを推移しています。

(もちろん価格が横ばい・少し下がっているコインもあります。しかし上がっているコインも非常に多いです。株式市場のように乱高下はあまり見られません。)

しっかり銘柄を見極めることができれば、「資産防衛・資産保全のために保有したアンティークコインが数年後に大きな現金になって戻ってきた」ということも期待できるでしょう。

アンティークコイン投資の注意点

アンティークコイン投資の注意点

最後にアンティークコイン投資の注意点をお伝えします。

アンティークコインは金融商品ではなく美術品に分類されますので、売買のやり取り・記録を残さないことも可能です。

つまり秘匿性が高く、あなたがアンティークコインを保有しているのが周りから分かりづらいという特徴があります。

秘匿性が高いということは、裏を返すと所有権が曖昧ということです。

その曖昧さがリスクとなるケースとして

・紛失

・盗難

 ・贋作(偽物だった)

これらに細心の注意を払う必要があります。

紛失・盗難については、ご自身で耐火性の金庫などで保管することがベストなのかもしれません。

また、贋作問題については事前に鑑定会社によってグレーディングされたものを購入するか、来歴があるコインや信頼のおけるディーラー・オークションハウスが出品しているコインを購入することで解決することができるでしょう。


いかがでしたでしょうか。

アンティークコイン投資の目的が以前よりも明確になりましたでしょうか。

資産の取り扱いや税についての話題は非常にセンシティブです。
ご自身の状況に当てはめてみて、今アンティークコインへの投資が適切と判断された方はぜひ小額からチャレンジしてみてください。

また法律や税務に関しては専門家の方に必ずご確認されてからご判断くださいませ。

 

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膨張はいずれ、収縮に向かうことは
誰の目から見ても明らかです。
マクロな視点で考えるとこれは宇宙の
原理原則・この世の法則です。

それは近い将来のような気もします。
世界中でインフレが起きています。

ですが収縮がいつ起こるかは
誰にも予想できません。

明日リーマンショック以上の大暴落が
起こる可能性もあります。
もちろん何事もなく平穏・平和な世界
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