アンティークコイン投資に失敗しないために!5つの実例でわかる失敗の特徴と解決策

アンティークコイン投資に失敗しないために

アンティークコイン投資に失敗しないために

アンティークコイン投資に絶対はないです。

それでも成功に近づけるために「失敗しやすいこと」「損失が出る可能性が高いこと」を把握し、失敗を極力回避することは非常に重要です。

日本ではまだまだ情報が少ないアンティークコイン投資。

今、実物資産への分散投資が注目されています。

その対象として「アンティークコイン(約100年以上前の金貨・銀貨)」が日本でも多くの人に認知されつつあります。

富裕層の間では以前から密かにブームになっています。

そしてこの記事をご覧なられているあなたはおそらく経営者の方か、または資産管理を十分にされていて余剰資金があるファイナンシャル・リテラシーが高い方かと思われます。

そのためできるだけ端的に合理性を持って記事を構成することに努めます。

アンティークコイン投資に失敗しないために、実際の5つの失敗例から「失敗の特徴」と「解決策」を解説します。

この記事を読むことによって、あなたは価値のあるアンティークコインを入手し、あなたのアンティークコイン投資をより成功に近づけることができます。

また、「失敗しにくいアンティークコイン選び」と「信頼できるコイン商の見極め」がより明確にできるようになります。

それでは見ていきましょう。

アンティークコイン投資の失敗例1. 「贋作(偽物)を購入してしまった」

アンティークコイン投資の失敗例1. 贋作(偽物)を購入してしまった

失敗例1.

それはアンティークコイン投資に出合った1年目。

私は贋作(偽物)を購入してしまいました。しかも「3回も」です。

探り探りでしたので、その3つのアンティークコインは全て10万円以下の小額の銀貨でした。

購入先は海外のオークションです。

ちなみに全て「裸コイン」でした。

裸コイン」とはケースに封入されていない未鑑定コインの呼称です。

手元に購入したコインが届いた後、鑑定に出して贋作(偽物)ということが分かりました。

3回目の贋作(偽物)つかみ体験でようやく気づいたことは、「その仕入れ場所その価格帯(安価)は贋作(偽物)が多い」ということでした。

そして不幸中の幸いだったのは、保険としてPayPal(ペイパル)で決済していたことです。

ペイパル

PayPal(ペイパル)とは、ネットショッピングなどで利用できる、決済代行サービスです。 (リンク先:ペイパル)

ペイパルには「買い手保護制度」という購入者にとって非常にありがたい制度があります。 (リンク先:ペイパル)

 
ペイパルの買い手保護制度のメリットは、

・非常に丁寧な日本語通話対応

・取引に問題があった場合は「買い手側に有利」な即時返金対応

が挙げられます。


しかし1つの取引の上限金額は100万円までという制限があります。

これはペイパルでは100万円以下のコインしか購入できないということです。

(厳密には分割して購入できる場合がありますが、買い手保護は満額にならない可能性があります)

銀行口座との違いについて  (リンク先:ペイパル)


このペイパルの「買い手保護制度」によって、贋作コインの購入金額を全て全額返金してもらうことができました。

しかしながら、鑑定費分は返ってきませんので痛い勉強代となりました。

このアンティークコイン投資の失敗例からわかる失敗の特徴解決策を見ていきましょう。

 「贋作(偽物)を購入してしまった」失敗の特徴と解決策

「贋作(偽物)を購入してしまった」失敗の特徴と解決策

失敗の特徴

この失敗の特徴は、ずばり「安物買いの銭失い」です。

明らかに安い金額であるにも関わらず、あわよくばと邪(よこしま)な考えで購入してしまったという恥ずかしい経験です。

しかしながら、これは「大きな金額で損したくない」という恐怖心がもとになっている「自己防衛の購買心理」かもしれません。

アンティークコインの仕入れ経験を積んでいくうちに、アンティークコイン自体に対しての信頼が持てるようになり、ようやくこの失敗の特徴はクリアすることができるようになりました。

これを読まれたあなたは、この恐怖心をできる限り初めのうちから乗り越えてみてください。

金額が「高い」アンティークコインの方が贋作(偽物)が少なく、「安全」である印象です。


解決策

「贋作(偽物)を購入してしまった」の解決策の一つは、「明らかに安価なコインは購入しない」ことと言えそうです。

しかしながら、安価なコインではなく「高価なアンティークコイン」の贋作(偽物)を掴んでしまう可能性もあります。

この問題はどうやって解決すればよろしいでしょうか。

一番有効な解決策は、「NGC・PCGS二社の鑑定会社の鑑定済みコインを購入する」ことです。

NGCとは、アメリカにある世界最大級のグレーディング会社です。

NGC

NGC (リンク先:Numismatic Guaranty Company)

アメリカのスミソニアン博物館や上海のミントミュージアムなどの博物館の展示コインを数多く鑑定してきた実績があります。


PCGSとは、こちらもアメリカにあるコイン鑑定の業界スタンダードとして広く認知されているグレーディング会社です。

PCGS

PCGS (リンク先:Professional Coin Grading Service)


NGC・PCGSはどちらも「シェルドン・スケール」(リンク先:NGC)という、今ではコイングレーディングの標準となっている「70」を最高とする等級に分けてコインを鑑定しています。

また、どちらも鑑定済みコインを「スラブケース」という完全密封の樹脂ケースへ封入してコインを鑑定時の状態のまま保存します。

これが「コインは鑑定済みであり真作(本物)である」という証明になっています。

そして全世界のコインコレクターに認知されています。


しかしながら、この「鑑定済みコイン」でも稀に贋作(偽物)があるようです。

スラブケースを開けてすり替えるなどの高度な方法です。

この「鑑定済みコイン」の贋作(偽物)への対処法は下記です。

NGC・PCGSの各鑑定機関には鑑定済みコインの「ケース全体が写ったコイン表面と裏面」の画像が保存されています。

鑑定済みコインには全て証明ラベルも一緒に封入されており、それぞれに「認定番号(シリアルナンバー)」が割り当てられています。

この認定番号から、各鑑定会社サイトに登録されているコイン画像を簡単にかつ無料で検索することができます。

そして検索したその画像を拡大したりなどして隈なく見ていきます。

「コインのキズや凹み」などの特徴、「スラブケースのキズや縁のつなぎ目」などの特徴、「封入されている証明ラベルの位置やズレ」まで隈なく調べます。

「出品コイン画像」と「鑑定会社サイトの鑑定コイン画像」に、「2点以上」の一致があればおそらくは真作(本物)で問題ないかと思われます。

これで「贋作(偽物)を購入してしまった」を回避できるかと思います。


そしてアンティークコインの購入に慣れてきた後、裸コインを購入する場合は、

明らかに安価なコインは購入しない

来歴がはっきりしているコインを選ぶ

老舗または大手のオークションハウスで購入する

信頼できるアンティークコインディーラーから購入する

100万円以下のコインはできるだけペイパルを通して決済する

を心がけて慎重に購入していきましょう。

アンティークコイン投資の失敗例2. 「不良品(ダメージ品)を買ってしまった」

アンティークコイン投資の失敗例2. 不良品(ダメージ品)を買ってしまった

失敗例2.①

アンティークコイン投資に少し慣れてきた頃、あるドイツのコインショップから裸コインを購入しました。

商品説明はなく、商品名のみドイツ語で書かれていました。

商品名にはそのコインの情報と、コインのグレードが「EF(EXTREMELY FINE)」(ヨーロッパ基準の表記。シェルドン・スケールでXF~AUクラス)と記載がありました。

これを鑑定に出したところ、スラブケースには封入されましたが「シェルドン・スケール」の等級を表す「数字」が付かず、「DETAILS (SCRATCHED)」と鑑定ラベルに表記されたものが返ってきました。

これは、コインは真作(本物)と言えるが「コインにひっかきキズがあるので正確な等級分けはできない」という鑑定結果だったということです。

一部の希少なコインを除いて、「DETAILS」評価はコインの価値を大きく下げます。

NGC Details Grading (リンク先:NGC)

詳しくはここでは割愛しますが、よく見られる「DETAILS」は、

クリーニングされている(磨き痕がある)

大きなキズがある

コインの縁が大きく凹んでいる

修理されている

などがあります。


そして、このコインは想定していた価格で販売はできませんでした。

鑑定結果を知ってから再度ドイツのコインショップを見てみると、商品名の最後に「min.Justiert」(少しだけ調整済み)と表記があることに気づきました。

そしてそのショップのコイン画像も、光の反射で見えにくいとは言え、ひっかきキズも確認することができました。


失敗例2.②

もう一つ実例があります。
こちらは購入後のお話です。

ある時、プレミア価格になっているモダンコインを運良く仕入れることができました。

鑑定に出す前にコインを見てみると、小さな水滴のあとのような汚れが付着していました。

その汚れが気になり、キズを付けてはいけないとそっと指で軽く拭い取った後にそのコインを鑑定に出しました。

予想ではPF70またはPF69の等級が付くであろうと胸を膨らませていましたが、結果は予想を大きく下回り、PF64でした。


PF
とはPROOF(プルーフ)の略で、流通貨幣とは異なりコレクション用としてコインの表面を鏡面加工した状態を指します。

そしてプルーフ加工されているコインの方が一般の流通コインより価値があるとされています。


角度を変えてコインをよく見てみると、指で拭った部分に微細ではありますが無数のヘアライン(線キズ)がついてしまっていました。

もちろんこちらも半値ほどの価値になり、非常に痛い経験となりました。

「不良品(ダメージ品)を買ってしまった」失敗の特徴と解決策

「不良品(ダメージ品)を買ってしまった」失敗の特徴と解決策

失敗の特徴

これら実例の失敗の特徴は「不注意であった」ということです。

アンティークコインは投資対象としての商品の前に、歴史的価値がある美術品です。

コレクター商品であるため、少しのキズや不良でも大きく価値を下げてしまいます。

そしてアンティークコインは「高額商品であり、細心の注意を払い丁重に扱わなければいけないほど価値がある美術品である」ということを本当の意味で理解をしていなかったと思います。

失敗実例①では、購入前に商品画像をもっと隈なく見るべきですし、商品名に理解できない用語が少しでもあればショップに問い合わせをすべきでした。

失敗実例②では、指で拭うのはご法度で、気になるようであれば一切触らずにプロに託すべきでした。

NCS (コイン修復サービス) (リンク先:Numismatic Conservation Services | NGCグループ)


解決策

「不良品(ダメージ品)を買ってしまった」の解決策は、まずは未鑑定の裸コインを購入せずに、「NGC・PCGS社の鑑定済みのコインを購入する」ということです。

しかし鑑定済みのコインでも注意が必要です。

スラブケースに入っている鑑定ラベルに少しでも不明な文字があれば必ず販売者に確認」されることを推奨します。

価値があると思っていたアンティークコインが実は「訳あり」や「不良品」だったということもあり得ます。

この点は本当に気をつけたいところです。

また、未鑑定の裸コインを購入する場合、特に海外(外国)から購入する場合は、信頼できるディーラーに助言を仰ぐか、「疑問に思ったことは必ず販売者に確認」されることを推奨します。

販売者は悪意があって曖昧な表記をしているのではなく、海外特有の、悪気なくずさんな表記になっていることも多々あるからです。

アンティークコイン投資をするのであれば、我々ができる限り意識を世界基準に合わせていくことが望ましいと考えます。

アンティークコイン投資の失敗例3. 「高値で購入してしまった・値上がりしにくいコインを購入してしまった」

アンティークコイン投資の失敗例3. 高値で購入してしまった・値上がりしにくいコインを購入してしまった

失敗例3.

これは実際に購入した失敗例ではなく、コインの価格を把握できるようになった頃に発見した実例です。

そしてこの実例は取り扱うべきか非常に迷いました。

しかしこれはあなたにとっても有益な情報であると判断したため記します。


アンティークコインの価格相場を把握できるようになってから、色々な日本コインディーラーの方のネットショップを勉強のために拝見していました。

するとあるアンティーク銀貨が約100万円で販売されていました。

海外相場を調べると、それは1500米ドルほどでした。

仮にオークションで落札して仕入れをした場合、バイヤーズプレミアム(落札手数料)で20%、輸入消費税で10%がかかったとします。

(ここではその他国際送料や保険料を除きます)


1米ドル=115円とした場合、このアンティーク銀貨の仕入れ金額は、

1500(米ドル)×115(円)×1.2(バイヤーズプレミアム)×1.1(輸入消費税)=227,700円


となります。

販売するにあたり何かしらの経費がかかってくるかと思いますが、それでも利益率70%前後はあるのではないでしょうか。

気になった点が、確かに価値のある銀貨ではありますが、「単位が違う」のです。

日本円で例えると仮に昔の「1円銀貨」が100万円の価値だったとして、販売していたのは1円銀貨ではなく「1銭(せん)銀貨」だったというイメージです。

初めはその事実に驚き、不信感が募りました。

しかしながら何か理由があるのではと色々と原因を考察してみました。


①確信犯

1つ目は受け入れたくはないですが、確信犯的にその価格で販売しているということです。

仮にこの①であった場合は早々に淘汰されるべきです。


②分かっているが仕方がなかった

アンティークコインの販売先として、「コイン商に委託販売を依頼する」というものがあります。

コイン商が自身のコインショップを通じてお客様から依頼を受けたコインを販売代行するというものです。

このケースの場合、「値付けにある程度助言を行う場合」と「お客様の希望額でそのまま出品する場合」があるかと思われます。

お客様としてはやはり高く売却したいですのでこのような価格で販売することも可能性としては考えられます。


③分かっていない(気づいていない)

単位違いというのに気づいていない場合もあるかと思います。

この場合は悪気はなく、その事実に気づけば価格修正が行われるでしょう。


しかしながら、悪気があろうとなかろうとそのような価格で販売してお客様が納得されるのでしょうか。

長い目でみればショップの信頼も下がり、お客様にとっても不利益であるということは火を見るより明らかです。

「高値で購入してしまった・値上がりしにくいコインを購入してしまった」失敗の特徴と解決策

「高値で購入してしまった・値上がりしにくいコインを購入してしまった」失敗の特徴と解決策

失敗の特徴

「高値で購入してしまった・値上がりしにくいコインを購入してしまった」の失敗の特徴は、「自分で調べていない」ということです。

今回は「自分で調べていた」ので、この銀貨は「買わない」という判断に至りました。

そのため、馴染みのコインディーラーであったとしても、ディーラーの言い値でそのまま購入するのではなく、ご自身で事前に調べて購入することを推奨いたします。

コインディーラーも人間ですので、悪気のないミスも起き得るからです。


悪気があった場合、例えばもっと高度な方法で説得され、高値で購入してしまうことも考えられます。

アンティークコインはコレクター市場(オークション市場)のため、「競り」が生じます。

オークションを経験したことがある方には共感いただけるかと思いますが、どうしてもそのアイテムが欲しかった場合、熱くなってしまいあらかじめ決めていた上限金額を超えて相手と競り続けてしまうこともざらにあります。

そのため、ある落札結果だけ異常に高い価格で落札されてる「イレギュラー」のようなケースも見受けられます。

この「イレギュラー」のデータを使って、「このコインは希少性が高いためこれだけの価値があります」と言われた場合はどうでしょうか。

そのコインの価格推移を把握していなかった場合、イレギュラー価格付近で購入してしまうこともあるのかもしれません。

ご自身でもデータを用いしっかりと調べることによって、その価格が「割安」なのか「割高」なのかを判断することができます。


解決策

「高値で購入してしまった・値上がりしにくいコインを購入してしまった」の解決策は、

①ディーラーの言い値を鵜呑みにしない

②自身で調べたデータを根拠にする

③セカンドオピニオン

の3つが有効であると考えています。


①ディーラーの言い値を鵜呑みにしない

①は前述の通りのとおりです。


②自身で調べたデータを根拠にする

自身で調べたデータを根拠にするには色々な方法があります。

一部をご紹介すると、

・鑑定会社NGC・PCGS社にある落札データ・評価額を根拠にする(無料)

・アメリカのHERITAGE AUCTIONS(リンク先:ヘリテージオークション)の落札価格を根拠にする(無料)

・当社アンティークコインコレクションのコイン相場解析サービスのデータを根拠にする(有料)

などが挙げられます。


そして当社のコイン相場解析サービスの宣伝になりますが、

NGC・PCGS社の落札データ・評価額は全てのコインを網羅できておりません。

また、HERITAGE AUCTIONSの落札価格は非常に分かりやすく無料でご利用いただけますが、ヨーロッパ圏や日本のコインオークションの落札価格を網羅できておりません。

当社のコイン相場解析サービスは、「アメリカ・ヨーロッパ・日本を含めた全ての国」「オークションで出品された全てのコイン」を網羅しております。

独自のシステムにより過去20年間の世界中のオークションからご希望コインの落札価格を抽出し、コイン相場チャートとしてグラフ化いたします。

ぜひご活用くださいませ。

コイン相場解析サービスコイン相場解析サービス


③セカンドオピニオン

そして私のこのブログ記事自体もそのまま鵜呑みにしないでください。

可能であれば「2人以上」の信頼できるコインディーラーに相談し助言を仰いだ方が失敗のリスクは軽減されるかと思います。

各コインディーラーによって、今後のコイン相場の見解なども異なり非常に参考になるかと思います。

こちらもぜひ実践してみてください。

「高値で購入してしまった・値上がりしにくいコインを購入してしまった」の注意点と補足

「高値で購入してしまった・値上がりしにくいコインを購入してしまった」の注意点と補足

注意点として挙げさせていただきたいのが、「高値=投資非対象」ではないということです。

高値であるアンティークコイン(金貨・銀貨)の方が、「人気があり」「希少性も高く」「羨望度が高い」コインと言えます。

実際に高値のアンティークコインの方が贋作(偽物)が少なく、値上がり率も高い印象です。

そして価値あるアンティークコインを入手するためには「最高値での入手」になることも多くあるかと思います。

今は特に最高値でなければ入手ができなくなっているような傾向もあるようです。

できる限り正確なデータや価格推移を把握したうえで、オークション入札や購入に臨むことができれば、例え最高値での入手だったとしても、納得していただけているのではないでしょうか。

アンティークコイン投資の失敗例4. 「安値で売却してしまった」

アンティークコイン投資の失敗例4. 安値で売却してしまった

失敗例4.

アンティークコイン投資において、利益を出すには「購入時」も大切ですが、「売却時」も非常に大切です。

そして「売却時」に失敗してしまうと、赤字になり「損失」が出てしまいます。

実際の失敗例として、あるコインをオークションで出品したところ想定していた落札価格よりも半値以下で落札されてしまったという苦い過去があります。

このコインは大きな赤字になってしまいました。

こちらも痛い勉強代になっています。

「安値で売却してしまった」失敗の特徴と解決策

「安値で売却してしまった」失敗の特徴と解決策

失敗の特徴

「安値で売却してしまった」の失敗の特徴は、「売り方」や「売り場所」を誤ったということです。

該当コインはそこまで高価ではなく、鑑定グレードは高かったのですが発行枚数は非常に多く希少性はそこまでありませんでした。

注目度が低いコインをオークションで出品してしまいますと、入札する人数も少ないので安値で落札されてしまうこともよくあるのかもしれません。

このコインはオークションではなく、委託や店頭販売などの定価での販売が適切でした。

このように、アンティークコイン投資では「売り方」「売り場所」などの売却時の選択事項も非常に重要になってきます。


解決策

「安値で売却してしまった」の解決策は主に3つあります。

①「売り方」「売る場所」を考える

②売値は売値のデータを見るべき

③短期売却しない(余剰資金で投資する)

です。

順に見ていきましょう。


①「売り方」「売る場所」を考える

こちらは前述の通りです。

可能であればお目当てのアンティークコインを購入する前に、事前に「売り方」と「売る場所」を考えましょう。

「売る場所」は日本だけではなく、海外(外国)も視野に入れるとアンティークコイン投資の世界がさらに広がります。

もしよろしければ下記の参考記事をご覧ください。

参考記事
アンティークコインが売れないたった一つの理由!値上がりするコイン売却の方程式


②売値は売値のデータを見るべき

老舗のアンティークコイン専門店の方たちは問題ないかと思いますが、一般の金銀買取業者の方たちなど、アンティークコインに精通していない方への売却は極力避けるべきだと考えます。

なぜならば、その精通していない買取業者は買取査定で「金価格」の時価や、アンティークコインと認識していたとしても「コインブック」などの評価額を用いると考えられるからです。

世界では有名な分厚い「コインブック」を毎年発行している会社が数社あります。

例えば、

ワールドコインズ

World Coins(ワールドコインズ)(リンク先:Amazon.co.jp)


スピンク

Spink Books(スピンク社)(リンク先:Amazon.co.jp)

などです。

これらの本に記載されているコインの評価額は実際の時価額(落札額)と大きく異なっていることが往々にしてあります。

具体的には、評価額は実際の時価額(落札額)より小さい金額で記載されています。

この評価額と時価額(落札額)の乖離(かいり)を利用して、合法的に相続時などの節税に活用することもできます。

相続時などの節税に活用する方法は下記ブログ記事をご覧ください。

参考記事
アンティークコイン投資とは【目的編】コイン活用方法


なぜ買取業者が時価額(落札額)ではなく評価額を参考にして査定するのかといいますと、アンティークコインだけに限らず美術品などのコレクターアイテムの価値(時価)は、実際にそれを取り扱いしている業者やコレクターなどの精通者でなければ分からないからです。

そのためこの査定方法は金銀買取業者にとっては合理的方法なのです。

しかしながら、これを逆手に取られると実際の価値より低く買い取られてしまいます。

ゆえに、売却時には「評価額」ではなく「売値」「時価額(落札額)」を参考にしましょう。


③短期売却しない(余剰資金で投資する)

短期売却しないことも非常に重要です。

アンティークコインは大きな値上がりも期待できますが、基本的には「守りの資産」で値上がりスピードは株式投資などの成長株に比べて「遅い」です。

そのためアンティークコイン投資は、守りの長期投資が基本であり王道です。

個人的には「長期保有・ローリスク・ミドルリターン」のイメージです。


そしてコレクター市場のため、株式投資などに比べ流動性も低いです。

ギリギリの資金の中で値上がりだけを期待してアンティークコインを購入すると、いざと言う時に資金繰りに困り右往左往してしまいます。

結果として、売りたくない時に焦って売ってしまい損失が出てしまうということも考えられます。

あくまで余剰資金の中で、リスクヘッジするための分散投資の一つ(実物資産)としてアンティークコインを保有しましょう。

アンティークコイン投資の失敗例5. 「流行りに飛び乗ってしまう」

アンティークコイン投資の失敗例5. 流行りに飛び乗ってしまう

失敗例5.

最近日本では「モダンコイン」が流行っています。

モダンコインは新しいコインため、金本来の輝きがあり非常に美しく魅力的です。

人気のモダンコインは発売開始後、数分ですぐに売り切れしてしまうほどの盛況ぶりです。

しかし、流行りに飛び乗るのは注意が必要です。

急激に上昇した人気は冷める時も急激に下降します。

恥ずかしながら私も、目先の値上がりに目がくらみ短期売却目的でモダンコインを購入しました。

しかしながらそのコインが手元に届いた頃には、価格はすでに値下がりしており、株式投資でいう「塩漬け」状態のコインもあります。

冷静になるとなぜあのタイミングで購入したのだろうと不思議に思ってしまいます。

「流行りに飛び乗ってしまう」失敗の特徴と解決策

「流行りに飛び乗ってしまう」失敗の特徴と解決策

失敗の特徴

「流行りに飛び乗ってしまう」の失敗の特徴は「大勢に流された」ことと「バイアス(思い込み)がかかった」ことです。

やはり大勢の人に人気と言われれば見てみたくなりますし、欲しくなってしまいます。

それが人間の性です。

しかしながら、アンティークコイン・モダンコインに投資することにおいて改めてご注意いただきた点があります。

それは、「市場が小さい」ということです。

「市場が小さい」とは流動性が低いという面では、値下がりや暴落がしづらいというメリットがあります。

しかしながら、日本規模では特に、ある程度の資金力やインフルエンス力があればこのコインが人気ですよと「マーケットメイクできてしまう」ということです。

価格上昇を煽って売り抜けたりなど、価格操作をすることができ得るというデメリットもあります。


そして、インフルエンサーのマーケティングによって魅力的に映ってしまったコインには、購入すること前提の「バイアス(思い込み)」がかかってしまいます。

「バイアス(思い込み)」がかかれば根拠にするデータも自分に都合の良いデータを優先してしまいます。

これはアンティークコイン投資だけに関わらず、その他の金融商品や実物資産への投資でも同じです。


解決策

正直なところ、「流行りに飛び乗ってしまう」の解決策はむずかしいところです。

石橋を叩きすぎては購入のチャンスを逃しますし、飛び乗っては「塩漬け」が待っているかもしれません。

「バイアス(思い込み)」についても、その時の自分はバイアスがかかっていることに気づいていません。

そのため、思いつく解決策としましては、

考えられる全てのデータを根拠にして判断する

メタ認知能力を鍛える(物事を俯瞰してみる力を養う)

経験値を上げる

セカンドオピニオン

です。


具体的ではない抽象的な解決策も入ってしまうことをご容赦ください。

信頼できる助言者を「2人以上」設け、自身も痛みを経験しながら、アンティークコイン投資の経験値を上げていくということが大切なのかもしれません。


いかがでしたでしょうか。

アンティークコイン投資に失敗しないためにお役立ていただけそうでしょうか。

もっと有効で適切な解決策や回避方法をご存知、または実践している方は「問い合わせ」または「チャット」からぜひご教示ください。

また、あなたの失敗例なども共有いただけますと多くの人のためになるかもしれませんね。

その際は許可のもと新しい記事を作成してぜひ共有させていただきます。

ともにアンティークコイン投資を成功に導いていきましょう。


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