古代ギリシャ シチリア島アクラガス 紀元前406年 2リトラ(ディオボル)金貨 NGC ChAU Strike:4/5 Surface:3/5 edge marks

古代ギリシャ シチリア島アクラガスの2リトラ(ディオボル)金貨です。
紀元前406年頃に造られました。(奉行シラノスによって?)

表面：岩場の上で蛇を掴んだ鷲の立像。岩の上に2つのペレット（価値を示す印）

裏面：蟹のデザイン。下には2行のΣΙΛΑΝΟΣの文字（下の方は逆行）

重量：1.31g

参考：(SNG ANS-998-9 var.,HGC-2, 75 var. [eagle left])

【状態】
非常に珍しいバリエーションのコインです。
鷲が右を向いているものはコインアーカイブに2枚のみです。
ハイグレードで、素晴らしい来歴を持っています。

NGCではChAU Strike:4/5 Surface:3/5 edge marksと評価されています。

【来歴（所蔵歴）】
Ex J.P. Morgan Collection (Stack's - 9/1983) ロット #3 [JPM-10].


アクラガスは古代ギリシャの植民都市です。

「神殿の谷」や「コンコルディア神殿」など、その頃の遺跡が現在まで残っており美しい景観となっているようです。
一度は訪れてみたいです。

アクラガスがあったシチリア島は地理的に古代ギリシャ・古代ローマ時代にカルタゴなどの決戦の地になることが多く、さまざまな民族の文化が融合され芸術面も洗練されていたようです。

古代コインのバリエーションも多く、コレクションとしても非常に人気があります。